11.12.2015

ロルフィング® 〜 種類、回数、間隔など

まいどです♪

そろそろウェブサイト更新しようかな〜と思い、同業者さん達のサイトはどんな感じなのかと覗いてみたら、もうなんだか訳わからなくなってしまいました(笑)。
皆さん、なんでこんなに説明してること違うの?それってロルフィング®?と思っちゃった訳ね。


ということで今回は、最も正統なスタイルのロルフィングについて簡単に説明します。

ロルフィングと呼べるのは、ベーシック10シリーズ(10回)、ポスト10シリーズ(1〜3回)、アドバンスト5シリーズ(5回)の3種類。これ以上も、これ以下もありません。これだけが、正統なロルフィングです!


『ベーシック10シリーズ』
これは、10回で組まれた基本セッション。ロルフィングのすべては、ここから始まります。
このシリーズは基本的に一生に一度で充分! シリーズ終了後、外科手術や全身に影響を及ぼすような大きな問題等がなければ、再び受ける必要はありません。恩師エメットは、「10年後に受けに来ても再び10回する必要はない。3回(ポスト10シリーズ)で充分だ」と言っていました。

また、このシリーズは、正統なレシピに沿えば最短6週間程度で終了します。日本国内のロルファー™の多くは、1〜2週間に1~2回、開く場合は月に1回でも大丈夫と説明していますが、もし可能であれば、できるだけ間隔を詰めておこなうことを SEIICHI NAKAMURA ROLFING® では勧めています。
ちなみに表層筋膜にアプローチする1から3までは、1日おきに受けてもOKです♪
10シリーズの各セッションの正統な間隔については、当所でセッションを受けられる方には事前に解説させていただきます。


『ポスト10シリーズ』
これは、基本的には10シリーズ終了後、必ず6ヶ月程度開けた後に受けることができる、1〜3回で組まれたセッション。これも正統なレシピに沿えば、3回以上受けることはありません。必ず、多くても3回で充分です。また、3回で組んだ場合は再び6ヶ月程度のインターバルを必要とするため、多くても年に2度までしか、このシリーズは組めないということになります。

話は変わりますが、以前、他所でベーシック10シリーズを受けられ、終了後「暫く通ってくださ〜い♪」ということで、そこで半年も経たないうちに直ぐ5, 6回の単発セッションを受けられたという方が来られたことがありますが、そのようなセッションの方策では、10シリーズ終了後に統合を促す期間が設けられないばかりか、折角作った良いバランスを崩してしまうリスクがあるために、結果としてロルフィング本来の目的を果たさなくなってしまう可能性のほうが高くなってしまいます。
その方、とても10回を終了して間がないとは思えないような酷い姿勢で、本人の希望もあり、当所にて再び10シリーズを受け直しました。

そのセッションをしたロルファーは、いったい…? このような適当なことをやっている者がいるから、ロルフィングの本当の凄さがきちんと伝わらず、それが日本でロルフィングが発展していかない理由の一つなのかなと思えてしまいます。


『アドバンスト5シリーズ』
これは5回で組まれた上位セッション。これも日本だと3〜5回、多いと7回?なんて回数で組んでるロルファーがいますが、本来は必ず5回で組まれます。このセッションは、ベーシック10シリーズを終えたらすぐに受ければ良いというものではありません。また、子どもには必要ありません。ある意味、受け手を選ぶというのが、このシリーズの特徴です。
よろしければ、SEIICHI NAKAMURA ROLFING® のウェブサイト内 The Advanced 5 Series も併せてご覧ください。

現在、日本で Rolf Institute® of Structural Integration のアドバンスト・トレーニングが進行中ですが、この5回セッションの最も正統なレシピは、ロルフ博士を創始者として据えるもう一つの学校、Guild for Structural Integration でしか学ぶことができません。なので私的には、RISI のアドバンスト・トレーニングを修了した者は一応、アドバンスト・ロルファーと名乗ることができますが、なんか、それってどうよ?な感じです(笑)。
私が RISI より先に GSI のアドバンスト・トレーニングに参加したというのは、そのような理由からなんですけどね。